駅のホームで電車をまっているあいだ
ポツリ、ポツリと真実が口からこぼれてそらにまうのをみた

ベトナムコーヒーを飲みながら
愛や恋と男ふたりの関係は隣のガラスのビルのように
みえるようでみえないものだった

図書館で調べ物をしたあと
べつの友達のささいなひとことにどれだけゆさぶられたか
ふたりで泣いた

いまはとてもしあわせそうにわらっている
となりには去年のふゆとはちがうおとこのひと


わたしがさくらいろの季節に彼女からもらったもの。