嫌悪感

おんなであることにたまに吐き気がする

遠くのほうでチチチチチと何かが燃えて
信号のようにひかる

しかし世界にはおとことおんなしかいないっていうお話


見切りがはやすぎると言われた
わたしは腰を据えて物事と対峙する能力に著しく欠けている
それは否定しません
耐えられなくなるのです
いつだって今の状況に耐えられなくなるのです
それでなんだって言ってしまいたくなる
けれど
逃げ道のない問いかけはいつだって必要ない

それで離れていく人をみて涙をながすことが
果たしてわたしに許されるでしょうか
それならいっそもう2度と会わないという選択肢
わたしはもううまくお話できないよ

あー、柔軟性
わたしが小さい頃にどっかに置いてきたもの
もう取りには戻れない