不思議な土曜日

呆然と立ち尽くす
美術館の前に日傘をさした女ふたり

次に向かう場所をああでもないこうでもないと考える

向かった先は日暮里
駅から目的の場所への行き方がわからずとりあえず電話をしてみることに
そこへ知り合いが通りかかる
(すこし前に元気にしてるかな〜と思っていた男)

なんとわたしたちの目的の場所へ行った、その帰りだという
その上難民になっているわたしたちに手をさしのべ
またその場所まで案内がてら戻ってくれた

懐かしい
1年前と何もかわらない
黒と灰色の洋服をくるくるの髪の毛で
ただ鞄はいつにも増して重そうだった
(案の定、かなりの重さだったことはあとでわかる)

面白いものを堪能して違う駅まで歩く
途中、ベジタリアンのカレーを食べて
同じ電車に乗ってそれぞれが別の場所へ向かう

またいつかどこかで偶然に会えるとよいな


あ、女の子の恋のお話ききそびれた!